財団法人学びやの里 「九州ツーリズム大学」  

地域で紹介したい自然・歴史・文化・工業・産業など
・小国郷の自然、観光(岳ノ湯、ハゲの湯地区)
・歴史、風土(北里記念館、坂本善三美術館、地熱発電)
・小国の木の文化(小国ドーム等の建築、阿弥陀杉等)
紹介・解説できる人・団体(ボランティア学芸員)
 
利用・交流できる施設
学びやの里「木魂館」
お問い合わせ先
 

 農山村で、自然や文化、人々と交流する滞在型の旅〜ツーリズムが、中山間地域の新しい活性化の取り組みとして注目を集めています。小国町では、ツーリズムを地域づくりの一環としてとらえ、農山村での新しい交流ビジネスであるツーリズムを担う人づくりやツーリズムを実践していく基盤の整備などを目的に、平成9年度から、我が国では初めてのツーリズムのための学校〜九州ツーリズム大学を開講して参りました。
 卒業生は九州のみならず全国に及び、一躍、ツーリズム時代の担い手として、様々な分野で活動・活躍しています。卒業生の中からは、農家民宿や農家レストランなどを開業する人たちや都市と農村をつなぐ情報誌を発行する女性たちも生まれました。また、小国町からの参加者たちとの交流から、卒業後も小国町を訪れたり、あるいは卒業生同士でお互いの交流を深めたりしています。
 21世紀という新しい時代を迎え、九州ツーリズム大学も九州ツーリズム大学21(KTU21)として新たな歩みを始めます。そのひとつが教養課程と実践課程という講座の新設です。教養課程は5月から7月の期間に開講します。この課程では主にツーリズムと地域づくり、習農について基礎的な学習を行います。ツーリズムをやってみたい。知りたいという小国町民や初心者向けの講座内容となっています。
 また、9月から翌年3月までの実践課程では『農』についての学習を中心に実践活動や研究活動を通して、ツーリズムを学ぶことができます。
 なお、本学卒業生や修了生を対象とした専攻科が発足します。『より深く、より楽しく』ツーリズムを学ぶことを基本に専門スタッフによる指導や国内・国際交流を通して学習することを目指します。
 環境教育コースも新設されます。おぐに自然学校や環境学習に関する講座を受講することで、環境教育への関心を高め、将来の環境教育の専門家育成をも目指しています。

キャンパス紹介
九州ツーリズム大学は、小国町が生んだ世界的細菌学者・北里柴三郎博士が提唱した「学習と交流」を設立の理念とする財団法人学びやの里と小国町との主催事業です。授業は、木魂館を本館とし、研修棟、バランならびに遊学寮を活用して進められます。


<九州ツーリズム大学の授業風景> 講義は日本型グリーン・ツーリズムの概論から始まり地域づくり・農家民宿開業の法制度・マーケティング・環境教育に及ぶ。

悠木の里づくり
◆悠木の里づくり
 小国町は、年間2000_を超える雨量と肥よくな土壌が杉の生育に適し、樹齢30−60年の小国杉の山林が広がる林業の町(人口9855人=平成8年7月1日現在)だが、安価な外材の輸入による国内産木材の不況と、後継者不足が深刻な問題となっている。そこで“杉の復権”から地域活性化を図ろうと「悠木の里づくり」が始められた。「悠」は「悠久」「悠然」などという小国の自然を示す。
 具体的には、廃止となった国鉄宮原線駅跡地の再生からスタート。葉祥栄氏が設計した木造立体トラスト構法によるバスセンター「ゆうステーション」が建てられた。それ以降、「木魂館」などさまざまな木造建築群が登場。木魂館は地域づくりの中心施設として、全国から地域づくりのリーダーらが集まる。

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