あまぎ木こりの会 代表 石井 茂喜

地域で紹介したい自然・歴史・文化・工業・産業など
・甘木水源の森づくり/佐田川・小石原川と秋月の自然と風土
紹介・解説できる人・団体(ボランティア学芸員)
・20名(男性/15名・女性/5名)
利用・交流できる施設
・交流拠点/「甘木水の文化村」・「共星の里」
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結成目的

 1997年1月に市長に答申した『あまぎ国際きこりの森構想』の実現をめざして、市民団体としてバックアップするために1998年4月1日に発足。 

活動内容

・甘木の森林保護育成のための提言
・地域の環境及び植樹などの事業参加(平成9年3月「やまもりフェスタあまぎ」で水と緑の植樹祭を開催。寺内ダム・甘木市黒川の米ノ山林道沿いに、緑の応援団と市民ボランティア300名によるクヌギ・杉の植樹を行った。その後、毎年開催。)
・森林従事者の抱える諸問題の解決に向けての研究と提言。
・甘木から世界へ緑の発言。(1997年9月 世界的な環境問題解決のため、JICAのカウンターパートプロジェクトに参加。甘木・朝倉で海外の植林技術者を育成する研修を行った。)


水と森の恵み体感     甘木市 やまもりフェスタ
 福岡都市圏の水がめでもある、甘木市の寺内ダム周辺で3月11日、水と森林の恵みを考える「やまもりフェスタ2001−体験しよう 森の汗・森の幸」(甘木市・同市森林組合・福岡市主催)が開かれた。福岡市など都市部の家族連れらが地元住民と一緒に、水をはぐくむ森をつくろうと、植樹や枝打ちを行った。今回のフェスタでは、初めて福岡市民らが枝打ち作業に挑戦。スギ林で高さ2メートル付近までの枝をノコギリで切り落とした。
 また、山の幸を味わう「森のレストラン」のなべ、シイタケの菌打ち体験など、自然を生かした料理やイベントも好評だった。

支流域の豊かな自然と文化
支流域にはホタルが舞い、奇岩の里を流れる宝珠山川、英彦山への修験者によって植えられた樹齢500年に達する行者杉の群がそびえ、50以上の窯元が今も伝統を受け継いでいる「小石原焼の里」の小石原川と大肥川、秋月氏、黒田氏と続いた鎌倉時代からの城下町「小京都・秋月」を流れる野鳥川等、支流域の豊かな文化と山里の景観が今も残っている。
小  石  原  焼
天和2年(1682)、黒田藩主が、小石原に肥前伊万里の陶工を招き、大陸風の磁器を伝え、この頃すでにこの地にあった高取焼と交流することにより、小石原焼は形成されていきました。飛びカンナ、はけ目、化粧掛け、櫛描、指描、打掛け、流し掛けなど独特の技法をあみ出した小石原焼は、その素朴な温かみが、生活の器として人々に親しまれ多くの人に愛用されています。
<小石原焼と行者杉>
天和2年(1682)、黒田藩主が、小石原に肥前伊万里の陶工を招き、大陸風の磁器を伝え、この頃すでにこの地にあった高取焼と交流することにより、小石原焼は形成されていきました。飛びカンナ、はけ目、化粧掛け、櫛描、指描、打掛け、流し掛けなど独特の技法をあみ出した小石原焼は、その素朴な温かみが、生活の器として人々に親しまれ多くの人に愛用されています。
九州の小京都・秋月
甘木市の中で、年間を通じて最も多くの観光客が訪れるのが、「秋月」です。秋月は、「九州の小京都」「筑前の小京都」とも称され、霊峰古処山の麓にひっそりとたたずむ情緒豊かな城下町です。秋月の歴史は、鎌倉時代(1203年)原田種雄が幕府より「秋月庄」を賜ってからはじまります。秋月氏(庄)は、戦国の時代背景より、周囲を山々に囲まれた秋月の地形を利用し、古処山城を中心とした実戦向きの配置を整え、栄華を極めました。豊臣秀吉の九州進攻に敗れるまで、約400年間統治しました。(秋月氏は、宮崎県・高鍋町に移封される)時は経ち、江戸時代にはいると秋月の第二隆盛期にはいります。いわゆる秋月黒田藩の時代で、福岡黒田藩の分藩として、長政公の三男・長興を初代藩主としてスタートしました。現在の城下町の風情は、この時期に形成されたものが残っています。「小京都」と称するだけあって、城下町の概要は地形から産業に至るまで、町並み・味・技などに伝承されています。
<小京都・「秋月」と古処山の原生林>小石原川の上流、野鳥川に沿う城下町秋月、13世紀以来の文化が山里に散在する。源流の古処山には貴重なツゲの原生林がある。
宝珠山/岩屋公園と宝珠山川のホタル
日田英彦山国定公園内にあり、昔から山伏たちの修験場として賑わっていた岩屋の奇岩。その下流宝珠山川では毎年6月、ホタル祭りが催されている。
岩屋の奇岩(天然記念物)
高さ54mの権現岩をはじめ、馬の首根岩、重ね岩など迫力ある巨岩奇岩がそびえ立つ岩屋公園は、その昔、修験道場の宿坊でもありました。公園内の岩屋神社本殿や熊野神社は国の重要文化財にも指定されています。
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