特定非営利活動法人 「はかた夢松原の会 代表  川口道子

主な活動
・沿岸の松の植樹
・松原の管理、保全等の研修
・山林での植樹、保全活動
・環境教育や学習及び実践活動
紹介・解説できる人・団体(ボランティア学芸員)
・会員/200名
利用・交流できる施設
・交流拠点/福岡市、九州各地区
お問い合わせ先
 

こんな活動を行っています。

◆松の植樹と松原の保全
昭和62年、福岡市の西北部にある百道浜(現シーサイドももち)に市民の手で美しい松原を育もうと、当会は発足しました。以来、多くの方のご協力で毎年、博多湾沿いの各所で松苗の植樹を行っています。これまでに植樹された松苗は累計2万4千本あまり。ご協力いただいた方ものべ1万8千人にのぼります。
◆沿岸松原サミット
北部九州(北九州から唐津)に現存する白砂青松の美しい風景をつなげて行こうと各地で活動を行っている人々が集い、相互の情報交換を行っています。
◆ふくおか水の感謝祭
毎年開催するこの祭典では、福岡を流れる川や源流域の川の水を水瓶に合わせ入れ、みんなの水の対する感謝の気持ちをひとつにする「水合わせの儀」や、講演会などを通して私たちの命を育んでいる水と川に対する感謝の気持ちを表します。
◆環境実践大学
身近なところから地球規模の環境の問題をみんなで考え学び合う市民に開かれた大学。研究者を囲んでの講座や「水の森」での植樹など現地での実践活動。都市圏と山間部の子供同士の交流会といったさまざまな講座を開催しています。
◆学生交流フォーラム
21世紀を担う学生達が大学や地域の枠を越えて、環境問題や市民参画社会等についてのフォーラムを行い、自分たちの手で提言書にまとめます。また、市民、研究者、企業、行政等の違う立場の人々も助言者として参加します。
◆自動販売機研究会
自販機に関するさまざまな問題点をみんなで考える研究会です。各グループ・団体の協力でアンケート調査や講演会を行っていますが、今後もさらに多くの人の参加を呼びかけていきます。


開かれた学びの場として  「環境実践大学」開校
  環境について市民に広く開かれた学びの場をつくろうと、「はかた夢松原の会」では本年6月に「環境実践大学」を開校。身近な所から地球規模まで幅広い環境問題をテーマに実践に結びつく様々な講座を開いた。
 環境実践大学は市民の為の大学で、環境について関心のある人なら誰でも入校できる。一年間で終了する年度制だが、いつからでも受講は可能。カリキュラムとしては、生活に関わる環境については6科目に分けて開く「通年講座」。里山や島など現地での交流会や体験学習を行う「集中講座」。交流会を中心に文化的な内容も織り込まれた「特別講座」などがあり、大人から子どもまで幅広く参加できる。
 講師陣は、九州大学名誉教授・農学博士の宮島寛氏(本大学校長)をはじめとして学識者や行政、企業、教育関係者、芸術家など約40名で、環境について様々な角度での講座が行われている。また、志摩町(福岡県)の協力で博多湾に浮かぶ「姫島」の旧小学校の校舎を環境実践大学の本校舎として利用し、夏には子ども環境交流会も開催された。
この環境実践大学は“次の世代へとつなげてゆく”事も大切なテーマとしており、子どもたちへの環境教育や、指導者の育成にも力を注いで行く。

新しいお米“古代米” 環境実践大学 特別講座『赤米』稲刈り体験会
  稲作発祥地である二丈町(福岡県糸島郡)は、全国に先駆けて減農薬運動に取り組んだ有数の地域です。現在この二丈町では「赤米」の生産が行われている。赤米とは名前の通り美しい赤紫色の穂が実る米で、古来の米が赤かった事から古代米とも呼ばれる。この特別講座では現地を、生産者の吉住公洋氏と早くから減農薬運動に取り組まれてきた宇根豊氏と共に、稲刈りの体験会と農業の現状や自然環境との関わりについての講義を受けた。

近くの川で“あそび”と“親しみ”を体験  第6回 樋井川リバーフェスティバル
都市の中を流れる川にもっと親しみを持ってもらおうと福岡市城南区の樋井川で行われた「樋井川リバーフェスティバル」。会場となる場所は海に近く干潮時には水位も低くなり広い河原が現れる。
毎年恒例のこのイベントに、今年は子どもたちを約3,000人が参加。「魚のつかみどり」や自作のいかだで出場する「いかだコンテスト」、河原での「ドッチボール」などを楽しんだ。また水質調査や清掃なども行われ、身近な川の表情についてさまざまな体験した。
(1999年はかた夢松原の会「夢ぼっくり」より)



トップページ流域の活動と風土上流域中流域下流域